みちぱん書評録

しがない書店員・みちぱんによる超絶個人的見解の書評記録

佐藤青南「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」

サイレント・ヴォイス
行動心理捜査官・楯岡絵麻

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著:佐藤青南 版元:宝島社

 警視庁捜査一課巡査部長で取調官の楯岡絵麻。行動心理学を用いて、相手の仕草や行動パターンから嘘を見破る手腕から、通称「エンマ様」と呼ばれる。幼馴染殺害の容疑がかけられた歯科医、人気俳優の夫を殺害したと自白する国民的女優、クレーマー殺害の容疑がかかる占い師、絵麻の同僚を被疑者に追い込んだ音大生…。取調室で絵麻が被疑者に向かい合うとき、事件の真相が浮かび上がる。

(「BOOK」データベースより)

 

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みちぱん

今回はこちら。
佐藤青南さんの「サイレント・ヴォイス」。
楯岡絵麻シリーズですね。

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ブンちゃん

行動心理学を元に、取調室にて犯人に
自白させる刑事、通称エンマ様か。

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みちぱん

しかも超絶美人。

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ブンちゃん

自称28歳が少々イタイけどね。
行動心理学をもとにした尋問だし、
いかにも君が好きそうな話だよ。

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みちぱん

そうなんですよ。
こんなに好きそうなお話なのに
なぜ今まで読まなかったのかというと…。

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ブンちゃん

というと?

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みちぱん

短編集が苦手なんです。
いや、食わず嫌いと言っていいかも。

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ブンちゃん

そうだったの?

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みちぱん

ボリュームがあって長い話が好きなんですよね。
分厚い本を見たら思わず読んでみたくなる(笑)
でもこの本を読んで、食わず嫌いだったなぁと。

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ブンちゃん

克服したのか。良かったね。

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みちぱん

はい!このお話、面白いんですよ。
基本的に容疑者が拘束される、または任意同行してもらい
取調室から捜査が始まって終わるという感じで。
取調室と打ち上げのシーンしかないですね(笑)

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ブンちゃん

事件ってそんなにアッサリ解決するものなのかな。

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みちぱん

どうなんでしょうね。まずは初動捜査で
犯人、または犯人につながる重要人物を
取調室に連れてくるのが大前提となりますが。
そこからはただひたすらにエンマ様が
優秀なんでしょうね…。
自供率100%のエンマさまですからね。
私はこれを聞いて「逆転裁判」の
おキョウさんを思い出しました。
彼女の通り名は「ゲロまみれのおキョウ」笑

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ブンちゃん

「エンマ様」と「ゲロまみれ」が
どうして関連するわけ。

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みちぱん

事件をヤマ、犯人をホシ、遺体を仏さんと呼ぶ
刑事独特の言い回しって知ってますか?

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ブンちゃん

それなら聞いたことあるけど。

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みちぱん

ゲロっていうのは自白のことなんですよ。
取調室で犯人を次々に自白させていったおキョウさんは
「ゲロまみれ」と呼ばれるようになったとか。
ほら、なんとなく似てるでしょう?

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ブンちゃん

まぁ確かに…。
エンマ様の方がいくらか恰好がつくけどね。

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みちぱん

それはそうですけど(笑)
とにかく、この楯岡絵麻さんはすごいんですよ。

 

「人間の脳の大きな特徴は、大脳新皮質が発達していることなの。そのために言葉を介した複雑なコミュニケーションが可能になっている。ところが複雑すぎて、本心とは逆の意思表示をすることもできる。つまり嘘をつくってこと。原始的本能的な反射を見せる大脳辺縁系を正直な脳とすれば、大脳新皮質は嘘つきな脳といえるかもしれないわね」

(「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」P23より)

 

「人は大脳新皮質によって言葉では嘘をつくけれど、完全に嘘をつき通すことはできない。それよりも先に、大脳辺縁系の反射で肉体が反応してしまうから。 五分の一秒だけ表れるその微細行動――マイクロジェスチャー注意深く観察することによって、私は嘘を見破ることができる。三十八歳商社マンだろうと、初対面のきみだろうと、誰だろうとね」

(「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡」P25より)

 

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ブンちゃん

五分の一秒というと、0.2秒か。

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みちぱん

ストップウォッチを2回押せますね。
そう考えると結構時間あるかも。

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ブンちゃん

待て待て待て待て。
なんだその例えは。

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みちぱん

昔取った杵柄というか…。
とにかく、0.2秒はなんとか目視できる時間ですよ。
でも、これは対話相手にこちらがどこを見ているか、
気づかれないようにガン見はできませんから、
相当難しいと思いますよ。度胸もいるし。

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ブンちゃん

並の人間に出来ることではないよね。

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みちぱん

いやぁ、面白かったです。
早く次の作品も読みたいのですが、
出版社の在庫も少ないようで
発注かけても全然こないのですよね…。
他店に浮気するか考え中です(笑)

22人合同サイン会祭り@くまざわ書店南千住へ行ってきました

 

クリームパン、都会に揉まれながらも帰宅

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みちぱん

ただいま帰りましたよー。

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ブンちゃん

今日は久しぶりの休みだから
家でゆっくりするとか言ってたのに
急に飛び出してどこ行ってたの?

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みちぱん

くまざわ書店南千住さんに行ってきました!

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ブンちゃん

いつもの売り場研究?

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みちぱん

それもありますけれど、メインは
作家さん22人合同のサイン会です!
と言っても、企画してからどんどん参加者が増え
最終的に30人以上の作家さんがいました(笑)

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ブンちゃん

そんな企画あったんだ。
やっぱり大きいとこ?

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みちぱん

私も大きい書店さんだと思っていたんですよ。
前情報なにも知らないで飛び込みのように
参加しましたから、ワクワクしながら行ったのですが
売り場面積は私たちが働いているお店の
キッズエリアくらいでしたね。

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ブンちゃん

意外と小さな店舗だね。
売り場面積が大きいからとか
有名書店だからって、そんなのイベントを開く
必須条件でもなんでもないんだね。

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みちぱん

それは本当に痛感しましたね…。
おそらくなんですけれど、あの書店には作家さんや
版元さんと仲良くしている書店員さんがいて
声をかけたらたくさん集まっちゃった、って
感じなのかな、と。

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ブンちゃん

もしくは作家さんの誰かが常連で、
「今度ここでサイン会しない?仲間も呼ぶからさ」
みたいなやり取りがあったかもしれないね。

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みちぱん

そうですね。
どんどんアクション起こしたいと思いました。
まずは地道にスキルを…とも考えていますが、
それだけでも10年以上はかかるかと(笑)
並行して色々と企画練りたいですね。
せっかく大きい売り場を持っているわけだし。

 

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みちぱん

今回、購入&サインしてもらったリストは
こんな感じですね。

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ブンちゃん

わりかし少ないな。

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みちぱん

私、本にのめり込むようになったのが
書店員始めてからで、作家さんや作品を
あまり知らないんですよね…。
もっと本読んでればサイン会楽しめたのに!と
絶賛後悔中でございます。

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ブンちゃん

佐藤青南さん、芦沢央さん、
似鳥鶏さん、額賀澪さんか。
でも意外だね、サイン会行くなんて。

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みちぱん

そうですか?

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ブンちゃん

そうだよ。だって昔、
「サインなんてただの物にすぎない」
とか言って嫌がってなかった?

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みちぱん

「サインはただの物」って考え方は
今も変わってませんよ。

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ブンちゃん

じゃあなんで?

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みちぱん

大事なものは人それぞれだと思いますが
私にとって大事なのは「人と共有した時間」なんですよ。
好きな著名人のサイン会行けば、
少しは話せるじゃないですか。
サインはあくまでその「証」みたいなものですね。
旅行に行くときも、写真はあくまで
「証」であってメインじゃない。
その人とどこでどんな時間を過ごしたかが大事なんです。

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ブンちゃん

ふーん。なんか反感買いそうな考えだね。
実際、君と旅行に行った友人は
大抵機嫌を悪くしてない?

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みちぱん

私、旅行には付いて行くくせに観光地には興味ないし
何がしたいとか希望も言いませんからね(笑)
何のために来てるの?とか楽しくない!とか
言われることはありますね…。
でもそんなときは魔法の言葉があります。

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ブンちゃん

それは?

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みちぱん

「お前がいれば、別にどこでもいい」

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ブンちゃん

…本当にそんなクサイ台詞言ってるの?

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みちぱん

言ってますよ!本心ですし。
さすがに中高来の友人にはこの手が
通用してこなくなってますがね…。

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ブンちゃん

僕はその友人の気持ちが分かるよ…。

 

毒吐き作家は実際に会ってみると人が好さそうだった

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ブンちゃん

…いやこれ誰のこと?

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みちぱん

額賀澪さんです。

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ブンちゃん

あの青春小説書いてる人、そんな毒舌だっけ?

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みちぱん

「拝啓、本が売れません」で毒を吐いていた
ものですから…。
でもあれはきっとキャラですね。
なんか良い人でしたもん、オーラが。

 

michipan.hatenablog.com

 

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ブンちゃん

君は「額賀澪」の何を知っているというんだね?

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みちぱん

すみません!まともに著書も読んでません!
「ヒトリコ」からはじめて
どんどん読みたいと思ってます!
許してください!

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ブンちゃん

あとは売り場にもきちんと展開しなよ。
そういえば、なんか特典もらってたね。

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みちぱん

7月に文藝春秋から発売予定の新作
「風に恋う」の試し読みペーパーですね。
あとしおりも!

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ブンちゃん

吹奏楽の話だっけ。

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みちぱん

そうです!
私は本格的な吹奏楽の経験はないのですが
通っていた小学校で「鼓笛隊」というものがありまして
毎週月曜の全学年合同朝礼のときに
6年生が校歌を演奏しながら
行進するというものがありました。
先頭は指揮者、金管楽器や鉄琴、アコーディオン
太鼓やフラッグ、バトンまであり
結構本格的だったなぁと。

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ブンちゃん

へぇ。
何を担当してたの?

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みちぱん

メロフォンです。

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ブンちゃん

なにそれ?

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みちぱん

うーん、トランペットとユーフォニウム
間…といったら良いでしょうか。
しかもちょっとした自慢がありまして、
金管楽器は基本的に金色しかないんですけど
1つだけ銀色のものがあって、
それがメロフォンだったんです。
そのメロフォンは学年一演奏が上手い人が担当するという
学校の中で噂のようなものがあり
私はその「銀色メロフォン」の担当だったんですよ!

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ブンちゃん

噂でしょ?

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みちぱん

真偽のほどは分かりませんが、
そういうことにしておいてください…。
とにかく、額賀先生の新作
「風に恋う」をよろしくお願いします!

 

先生、実際のところどうなんですか

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みちぱん

今回どうしてもサイン会に行きたかった理由、
メインは芦沢央さんに「あること」を
直接聞きにいきたかったんですよ。

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ブンちゃん

あること?

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みちぱん

来月発売予定の新作「火のないところに煙は」の
ゲラをこの前読んだのですが、それが
怖すぎて怖すぎて…。

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みちぱん

怖すぎて読了後の私のTwitter
こんな感じになってました…。
ずばり、聞きたかったのはこの怪談は
フィクションか、ノンフィクションか?

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ブンちゃん

そんなに怖かったんだ。
で、結果は?

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みちぱん

それは…言えませんね。

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ブンちゃん

…それは、そうだろうね。

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みちぱん

気になる方は芦沢先生に聞きに行きましょう(笑)
もしかしたら「フィクションですよ」と言って
安心させてくれるかもしれないし、
「ノンフィクションですよ。良かったら腕の良い
祈祷師を紹介しましょうか」って
アフターケアをしてくれるかもしれません。

 

かわいい、とにかくかわいい

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みちぱん

似鳥鶏さんから名刺をいただいたのですが…
とってもかわいかった。
そしてサインもかわいかった。
鳥モチーフのものがたくさんあって。

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ブンちゃん

当ててあげようか。

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みちぱん

何をです?

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ブンちゃん

君が似鳥さんの作品を買うようになったキッカケ。
ずばり…ジャケ買いでもタイトル買いでもなく
作者買い(名前)だろ。

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みちぱん

さすがブンちゃん…正解です。
まず「これなんて読むの?」から始まり
「めっちゃ鳥じゃん!」となり
鳥かわいいとなり沼でしたね。

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ブンちゃん

めっちゃ鳥じゃんwww

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みちぱん

名前もサインもかわいいのですが、
似鳥先生本人もかわいいんですよね。
結構身長高い方なんですけど。

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ブンちゃん

へぇ、そうなんだ。

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みちぱん

あ、そういえば似鳥先生も来月新刊がありまして。

 

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ブンちゃん

キレイな表紙だね。

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みちぱん

プルーフを読みましたが、とっても良かったです。
少年が成長していく姿はとてもリアルですし、
「名探偵誕生」のシーンはスカッとしますよ!
初恋の行方にも注目です。

 

珍しい苗字の使いどころ

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みちぱん

佐藤青南さんにサインしていただくとき、
名刺を出して「名前これでお願いします」って
言ったのですよ。そうしたら佐藤先生が
「はい!…ん?」と固まること数秒。
私の人間界での名前は結構珍しいというか
読みづらいので、読み方を考えているのかなーと。

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ブンちゃん

人間界…。
まぁでも確かに読みづらいよね。
例えば「一(にのまえ)」とかものすごく
珍しかったら小説の登場人物の名前とかで
使われそうだけど、そこまでじゃないもんね。

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みちぱん

そうなんですよ。なので読み方を言おうとしたら
隣にいた額賀先生が
「その方、次の横浜会に参加するそうですよ」
と言うと、佐藤先生が
「あぁ!どうりで見たことある名前だと思った」と。
すごい、覚えてるんだと感動しました(笑)

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ブンちゃん

認知したらファンが喜んじゃうのにね。

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みちぱん

喜んでいるパンがここにいます(笑)
佐藤先生の特典は、なんとCDROM。
昔バンドをやっていたということで
作品のイメージソングを収録したとか。
聞いてみたんですけど、すごい良かったです。

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ブンちゃん

君も昔バンドやってなかったっけ?

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みちぱん

高校時代にやってましたね。
6人のガールズバンドで、校内では
そこそこ上手い方だったと自負しています。
ボーカルの子がめちゃめちゃ上手くて。
ちなみにベース担当でした。

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ブンちゃん

あれ、高校時代といえば水泳部にも
所属していたような…。

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みちぱん

兼部してました(笑)
楽器と部活道具を持って移動していたので
「なんだあの重装備のJKは」と
よく二度見されていましたね…。
また高校時代は「とある理由」で
校内ではちょっとした有名人でしたから
余計に二度見されてましたね(笑)

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ブンちゃん

まぁ「とある理由」が知りたい人は
このパンに会いにきてやってくれ。
そういえば佐藤先生の刊行予定のものは?

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みちぱん

最近、小学館から「鉄道リドル」が
出てましたよ!キャラブンです。

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ブンちゃん

それもう出てるやつでしょ。

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みちぱん

え、えっと…みなさん「鉄道リドル」を
よろしくお願いします!

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ブンちゃん

その誤魔化し今日二度目な。

 

来週もイベント行くよ

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みちぱん

サイン会とても楽しかったです。
なにせ作家さんが30人以上もいるから、
お目当ての作家さん探すのにみんな必死(笑)
「○○先生~、どこですか~?」という
書店員さんや版元の営業さんの声が
そこら中に木霊しておりました。
しかも作家さんふらっと消えちゃうんですよね…。

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ブンちゃん

自由だな。

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みちぱん

来週は横浜会で佐藤先生と額賀先生に会えるし、
別のイベントで似鳥先生と芦沢先生にも会えます。

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ブンちゃん

つまり、サインもらった先生方に
来週もう一回会うわけだ。

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みちぱん

そういうことです!
楽しみですね~。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/西村醇子「ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔」

ハウルの動く城
魔法使いハウルと火の悪魔

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著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 訳:西村醇子 版元:徳間書店

 魔法が本当に存在する国で、魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆に変身してしまった18歳のソフィーと、本気で人を愛することができない魔法使いハウル。力を合わせて魔女に対抗するうちに、二人のあいだにはちょっと変わったラブストーリーが生まれて…?英国のファンタジーの女王、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表作。宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」の原作、待望の文庫化。 

(「BOOK」データベースより)

 

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みちぱん

今回はこちら。
日本ではジブリ映画でお馴染み、
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ原作の
魔法使いと火の悪魔です!

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ブンちゃん

原作厨が。

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みちぱん

別にいいじゃないですか!
私は映画版が大好きなんですけれど
ブンちゃんはジブリ映画で
好きな作品とかあります?

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ブンちゃん

紅の豚かな。

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みちぱん

良いところついてきますねぇ。
私は「もののけ姫」や「風の谷のナウシカ」も
好きですね。なんというか、生き物や環境との
共存といいますか…考えさせられますよね。

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ブンちゃん

君は小難しいテーマが好きだからね。

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みちぱん

そうでしょうか?
…というか、なんか今日ブンちゃん
機嫌悪くないですか?どうしました?

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ブンちゃん

…腑に落ちないんだよ。

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みちぱん

えーと、なにが?

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ブンちゃん

ハウルとソフィーがいつ恋に落ちたのか。

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みちぱん

なるほど…。

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ブンちゃん

映画の方はなんとなく分かるんだよ。
「例の伏線」もあるしね。
でも原作の方は、最後に急にそういう展開になって
え、いつのまに?って感じだし。

 

※「例の伏線」が気になる方は下記の記事を参考にどうぞ。

batque.com

 

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みちぱん

では、検証しましょう。

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ブンちゃん

はぁ?

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みちぱん

筋道立てて考えれば、
多少は分かるかもしれませんよ!

 

可能性その1:ソフィーはダメ男好きだった説

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みちぱん

そういうわけで、まずはソフィーが
ハウルに惚れ込んだ理由を
可能性として探っていきましょう。

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ブンちゃん

本当にやるんだ…。

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みちぱん

もちろん。
ブンちゃんの機嫌が悪いままだと困りますからね。
で、可能性その1として、
「ソフィーはダメンズが好みのタイプ」
という説を提唱したいと思います。

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ブンちゃん

確かにハウルはダメ男だよね…。
女の尻を追いかけてばかりいるし、
財布のヒモはゆるいし、
困難なことや面倒事からは逃げようとするし、
…いびきもうるさいし。

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みちぱん

ホントどうしようもないですよね。
ソフィーのせいで髪色がピンクになったときも
体から正体不明のネバネバを出すくらい落ち込むし。
でもソフィーは世話焼きなので、
そういう男がタイプなのではないかと。
タイプなら、一緒に暮らしているだけで
自然と好きになってしまいますよね?

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ブンちゃん

そうかもね。
本当にダメ男が好きならね。

 

可能性その2:ハウルのおまじない効果説

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みちぱん

ハウルが女性を口説くために、
服にまじないをかけていましたよね?

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ブンちゃん

女の子が自分に惚れやすくなるってやつ?
大した魔法の使い方だよね。

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みちぱん

ソフィーははそのまじないに
まんまとやられた可能性があります。

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ブンちゃん

それは…あまりロマンティックじゃないね。

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みちぱん

その可能性は自分でも
揶揄しているんですよ。

 

「いまいましい、灰色と真紅の服め!あたしもあのまじないの犠牲者の一人だなんて、冗談じゃない、ぜったい認めないからね!」

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P340より)

 

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ブンちゃん

でもまじないがかかった服は
もう一着あったよね?
青と銀の服だっけ。そっちはソフィーに
切り刻まれたのか(笑)

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みちぱん

切り刻まれましたよ(笑)
ハウルの毒牙に女の子がかからないように。
それはまじないを無効化するためで、
そのあとにちゃんと直してましたけどね。
でもこれって嫉妬の一種ですかね?
あと、ソフィーはハウルの服に
まじないがかかっていると知って
青と銀の服を切り刻んだあと、
ハウルの服をしきりに気にしているんですよね。

 

 「本当はそれ、青と銀の服なの、灰色と真紅の服なの?

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P294より)

 

ソフィーはうなりました。「今着ているのはどっちの服?」

ハウルは自分の黒い衣装を見おろしました。「それって大切なことかい?」

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P327より) 

 

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みちぱん

ハウルは喪服にするために、
服を魔法で黒く染めたんですよね。
で、ソフィーは元はどっちの服なのか
分からなくなっていると。

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ブンちゃん

あー…なるほど。
もしいま着ている服が灰色と真紅の服なら
まじないの効果でハウルのことが
素敵に見えてもしょうがない、でも
もし青と銀の服だったら…ってことか。

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みちぱん

こうなってくると、ソフィーは
まじないがあってもなくても
ハウルが好きなのかもしれない、
ってことになりますよね。

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ブンちゃん

うーん…。

 

可能性その3:ひとめぼれ説

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みちぱん

単純明快、一目惚れの可能性も。

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ブンちゃん

動く城で会ったとき?

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みちぱん

そちらではなく、五月祭の方です。

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ブンちゃん

…そういえば、ソフィーが荒地の魔女
呪いをかけられる前、2人は偶然にも
町中で出会っているんだよね。
ソフィーは灰色の服、ハウルは青と銀の服で。

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みちぱん

ソフィーはハウルに好印象を抱いていましたからね。
でもハウルが着ていたのが、ソフィーが
切り刻む前の青と銀の服となると…。

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ブンちゃん

それこそまじないの効果かもしれない。

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みちぱん

うーん…。

 

可能性その1:「面白い女」説

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みちぱん

では次に、ハウルがソフィーを好きになった
可能性について検証しましょう。
ひとつめは、ソフィーは俗に言う
「面白い女」だったという説です。

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ブンちゃん

なに?その「俗に言う」って。

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みちぱん

少女漫画でよくあるじゃないですか。
イケメンがそこまで可愛くないヒロインに
「お前…この俺様に立てつくなんて、面白い女だな」
って言ってフォーリンラブしちゃうやつ。

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ブンちゃん

今まで周りにいなかったタイプに
惹かれるってやつか。
でもそれそんなポピュラー?

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みちぱん

詳しくは「女子高生の無駄づかい」という
漫画を読んでみてください。
このフレーズについての回は
マジで面白いです。

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ブンちゃん

それはいいんだけど…。
まぁ確かに面白い女ではあるかもね。
いきなり押しかけてきて掃除し出すばあさんだもんね。

 

可能性その2:ギャップ萌え説

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みちぱん

見た目はババア、中身は少女!みたいな
ギャップにやられたという説。

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ブンちゃん

言い方がアレだな。
確か、ハウルはわりと初期から
ソフィーが呪いにかかって年を取っていると
気付いていたんだよね。
それならギャップにときめいてもおかしくないのかも。

 

でもさ、あんた本気で思ってたわけ?この商売をしているぼくに、そんなこともわからないって。強力な魔法を見たら、気づくに決まってるだろうが。

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P344より) 

 

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みちぱん

なぜハウルが黙っていたのかは
わかりませんが…。

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ブンちゃん

映画の方は、呪いにかかっても
若くなったり年老いたりしてるよね。
あれは「ソフィーが自信をもったとき」とか
ハウルにときめいたとき」にそうなるって
説が流れていたけど、原作もそうだったら
少女になったり老婆になったり
していたのかもしれないね。

 

可能性その3:ひとめぼれ説

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みちぱん

これはソフィーのと一緒ですね。
五月祭のときには
「気になる女の子だった」と。

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ブンちゃん

ナンパしてたしね。

 

「ずっと考えてたんだ。あんたはひょっとしたら、あの五月祭の日に出会ったかわいらしい娘さんじゃないかって。あのときはどうしてあんなにびくびくしてたんだい?」

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P398より) 

 

疑問:ハウルはソフィーを長く愛せるのか

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みちぱん

さてここまで検証してきましたが、
ひとめぼれ説にすれば丸く収まりますかね?笑

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ブンちゃん

徐々に、って感じもするけどね。
その可能性の方が高そう。

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みちぱん

この本の最後で、ハウルがソフィーに
求婚するんですけれど、本気?って感じですよね(笑)

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ブンちゃん

ハウルは恋愛はゲームだと思っているからな。
相手を惚れさせたらそこで終わり。
あとはフるだけだもんね。

 

「とんでもない。それじゃ、ゲームにならない。ちっともおもしろくないだろ」

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P120より) 

 

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みちぱん

この法則でいくと、ソフィーと想いが通じたら
そこで終わりって感じしますよね…。

 

「ぼくたちって、これからいっしょに末永く幸せに暮らすべきなんじゃない?」

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P399より) 

 

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ブンちゃん

さすがにこの口説き文句は
他の女に言ってないと思うけどね…。
「末永く」≒「永遠」だから、
そういう覚悟はしていると思うよ、たぶん。

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みちぱん

ハウルはそれなりにソフィーに
執着はしているんですけどね…。

 

「それなのにぼくときたら、あんたの家族を城に呼んでおけば、あんたも出てったりしないと思ってたんだからなあ!」

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P384より)

 

「それに、あんた、人がよすぎだ」 

(「ハウルの動く城魔法使いハウルと火の悪魔」P388より)

 

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ブンちゃん

まぁ、あと2巻あるわけだし、
それ読めば分かるんじゃないかな。

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みちぱん

そうですね…。
浮気したらハウル許さん。

 

村崎久都/ATLUS「ペルソナ5③」

ペルソナ5③ 

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著:村崎久都 原作:ATLUS 版元:小学館

 

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みちぱん

今回はこちら。
ペルソナ5の第3巻です。

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ブンちゃん

祐介が表紙か。
…そういえば、ペルソナ3はリメイクが出て
主人公の性別が選択できるようになったんだよね。

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みちぱん

???
そうですけど…それがなにか?

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ブンちゃん

まぁまぁ、いいから。
ペルソナ5もそんな感じで
リメイク出るかな。

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みちぱん

今作は評価高いですから可能性はありますが
どうでしょうかね…。

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ブンちゃん

君は女だから、やっぱり女でプレイした方が
きっと没入感あるでしょ?
ペルソナは恋愛要素もあるわけだし。

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みちぱん

それは…そうかもしれませんね。
ペルソナは恋人つくってデートとかも
楽しめるのが良いですよね。
まぁ、今の仕様でも楽しめてますよ。
私は女の子を惚れさせるゲーム好きなので。

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ブンちゃん

そういえばこいつ、昔に
ラブプラス」とかやり込んでたっけ…。

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みちぱん

…で、この話はどこへ繋がるんですか?

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ブンちゃん

いや…もし女でプレイするなら
きっと君は祐介と恋人になって
いるんじゃないかなーと思って…。

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みちぱん

私は主人公一筋です。
あぁ、結婚したい。

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ブンちゃん

主人公を操作しているのは君じゃないか…。

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みちぱん

祐介とは…たぶん友達でいたいタイプですかね。
この子、めっちゃ面白いんで。
あと母性本能くすぐられるというか。アホなので(笑)
ちなみに竜司はアホではなくおバカさんです(笑)

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ブンちゃん

鴨志田を改心させたあと、
次のターゲットを探していた怪盗団は
祐介と出会うんだよね。
けっこう濃い登場シーンだった…。

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みちぱん

杏に絵のモデルになってほしいと
迫ってきたんですよね。
この祐介の絵の師匠である
天才画家・班目一流斎がまたクソ野郎でね…。

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ブンちゃん

天才と言われているが、実際は
弟子の絵を自分の絵として公開していただけで
ただの盗作野郎だったんだよね。
寒気がするわ。

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みちぱん

班目のパレスに侵入したときに、
成り行きで祐介も連れてきてしまって…
パレスというのはその人の本心が丸見えになるので
師匠の腐った姿を見た祐介は激怒、
そして杏同様に自分を解き放ち
ペルソナを解放させるのですが…
祐介の覚醒シーン、かっこよかったですねぇ。
まぁ一番は主人公ですけれど。

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ブンちゃん

君の主人公推しは分かったよ…。
じゃあこの巻のイチオシは祐介の覚醒シーン?

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みちぱん

いや、それは杏が脱ぐ場面ですね。

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ブンちゃん

意味深。

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みちぱん

気になった人は見てみてね♪

 

 

↓前回の記事はこちら↓

 

michipan.hatenablog.com

 

村崎久都/ATLUS「ペルソナ5②」

ペルソナ5②

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著:村崎久都 原作:ATLUS 版元:小学館

 

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みちぱん

今回はこちら。
ペルソナ5のコミカライズ、第2巻です!

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ブンちゃん

この巻ではストーリーどのあたりまでだっけ?

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みちぱん

鴨志田パレスを陥落させて
怪盗団結成!あたりまでですかね。

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ブンちゃん

パレスは人の歪んだ欲望が
具現化された空間、だったな。

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みちぱん

そうです。しかも人のパレスへの侵入方法は
スマホのアプリで位置情報を入力して
侵入するという…現代(笑)

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ブンちゃん

それな(笑)
人の名前と、そいつがとある空間を
「何」と思っているか、入力するんだよね。
高校教師の鴨志田の場合は、高校を「自分の城」、
そして自分はその「城主」だと思っていた。
だから入力するのは「鴨志田、学校、城」とか
確かそんな感じだったよね。

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みちぱん

まさに、歪んだ認知。
このパレスが認知世界だという設定も
すごい面白くてですね。
例えば、モデルガンだったとしても
相手がそれを武器だと認知すれば、
本物の銃としてパレスでは使用可能なんですよ。

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ブンちゃん

だから怪盗団のみんなは
本物そっくりのレプリカを武器として
パレスの中に持っていくんだよね。
そういえば怪盗団を正式に結成したのって
鴨志田を改心させた後だっけ?

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みちぱん

そうですね…鴨志田を改心できたことで、
世界の腐った大人たちを改心させていこう!と
主人公、竜司、杏、モルガナの4人で
活動すべく動き出したと。
心の怪盗団「ザ・ファントム」誕生です。

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ブンちゃん

あくまで「改心」が目的なんだよね。

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みちぱん

主人公たちはターゲットのパレスに侵入し、
歪んだ認知の核となっている「オタカラ」を
盗むのを目的としています。
で、もちろんパレスの主である認知上のターゲットは
怪盗団の邪魔をしてくるわけですが、
認知世界でターゲットを殺してはいけないんですよね。

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ブンちゃん

もし殺してしまったら?

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みちぱん

後々出てきますが、もしターゲットを
殺してしまった場合、現実のターゲットにも影響が。
脳死のような状態になってしまうそうですよ。

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ブンちゃん

恐ろしい…。

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みちぱん

改心と言えば聞こえは良いですが、
洗脳とも言えますよね。
相手の意思を無視し、心に侵入して
パレスを壊すわけですから。
まぁ、ターゲットはクソ野郎なんですけどね!

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ブンちゃん

確かにな…。
正義のヒーロー気取りでいると、
気付いたら加害者側、なんてこともあるわけか。
でも高校生だしね…そういう判断は
難しいんじゃないのかな。

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みちぱん

そうですかねぇ。
私は中学生くらいからこういう
考え方だったと思いますけど。

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ブンちゃん

それって成長してないだけじゃない?

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みちぱん

ぎくっ

 

 ↓前巻の記事はこちら↓

 

michipan.hatenablog.com

 

本の雑誌編集部「絶景本棚」

絶景本棚

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編:本の雑誌編集部 版元:本の雑誌社

 

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みちぱん

今回はこちら。
蔵書家たちの本棚を拝見、「絶景本棚」です。

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ブンちゃん

やばそう。
というか表紙からしてすごい。

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みちぱん

いやもう本当すごいですよ。
職業もみなさんバラバラで、選書はもちろん
本の扱いもバラバラです。

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ブンちゃん

作家、フリーライター、編集者、学者、
教授に司書、専門家…本当に色々だね。
本の扱いが違うってどういうこと?

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みちぱん

大きく分けると「本の中身だけ重視している人」と
「本の外見も重視している人」ですかね。
みなさん本をかなり読む方々なので、
内容が大事、という部分は共通していると思うんです。
でもそこからが分かれているんじゃないかと。

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ブンちゃん

インテリアと呼ぶには量が過剰だもんね。
本をインテリアと捉えている人は、大体が
詩集や英語の本なんかを数冊置くとか
そんな感じだから。

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みちぱん

そうそう。
中身だけ重視の方は、たぶん
「再読するかもしれんし置いとこう」
くらいの感覚で本を手元に取ってあるのかと。
だから本が床に積みあがっていたり、
たとえその山が崩れようとも大して気にしない。
一方、外見も重視する方は日焼けを防ぐことに
必死だったり、版元や著者の並びも気にする。

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ブンちゃん

どうやって本を楽しむかはその人の自由だからね。
君はどっち派?

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みちぱん

うーん…強いて言うなら内容だけ重視ですかね。
私は積読は床に放置、読んだら本棚へ、という感じです。
本棚に並べるときは版元は分けているけれど、
著者をあいうえお順にはしてませんね。
あと、読んだ本は基本的に売らないです。
再読しないとしても、読んだ証として
手元に残しておきたいというか、そんな感じで。

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ブンちゃん

ふーん。
そういえば君の積読の山、
また大きくなってきてるんじゃない?

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みちぱん

…ソ、ソンナコトナイデスヨ。

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ブンちゃん

まぁいいけど。
なるべく発売日から日を開けないで
本を紹介したいだけだから。

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みちぱん

うぅ…分かってますよう。

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ブンちゃん

じゃあ気を取り直して本の話に戻ろう。
気に入った本棚はあったの?

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みちぱん

松原さんという学者の方なんですが、
螺旋階段が続いていて、その壁が本棚になっているのですが
もうファンタジーというか荘厳というか…。
作家・京極夏彦さんの書斎は「いかにも」って
感じで素敵でしたし、根岸さんという大学職員の方は
本と生活空間が融合していて…というか
本が生活空間みたいな間取りがとても素敵でした。
作家・新井素子さんの本棚も、まるで図書室のような
作りで憧れそのものでしたね!

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ブンちゃん

すごい熱量だな。

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みちぱん

どんな風に本を並べるか、
考えるだけですごい楽しいじゃないですか。
ブンちゃんは理想の本棚とかないんですか?

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ブンちゃん

…床が抜けなければいいんじゃないか。

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みちぱん

夢がないですねぇ。
と言いたいところですが、それはかなり
重要な問題なんですよね。

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ブンちゃん

そんな事態になったら笑えないからな。
…そういえば気になっていたんだけど。

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みちぱん

なんですか?

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ブンちゃん

本の雑誌社」って変わった名前だね。

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みちぱん

あまりメジャーではありませんが…
本の雑誌」という雑誌を毎月刊行している
出版社さんですね。

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ブンちゃん

いかにも君が好きそうなタイトルじゃない。
読んでないの?

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みちぱん

えっとその…
うちのお店に入荷がなくてですね…。

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ブンちゃん

…取り寄せなさい。

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みちぱん

だ、ダ・ヴィンチは毎月読んでるもん!
メイ悪くないもん!

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ブンちゃん

誰だよ。

美代マチ子「ぶっきんぐ‼①」

ぶっきんぐ‼①

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著:美代マチ子 版元:小学館

元書店員が描く心温まる小さな本屋さん物語

今から12年前、美大を卒業し人生迷走中の大國かの子は老舗小型書店・光林堂で働くことに。「一年後には街一番の本屋さんにしてみせます!」書店業界にとって激動の転換期となったスマホ登場前夜の2006年とはどんな年だったのか? とある小さな場所から、時代のうねりに元気と熱き想いで立ち向かう、骨太の痛快お仕事ドラマ!!“書店の力を信じてる。”

 (「Amazon」内容紹介より)

 

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みちぱん

今回はこちら。
美代マチ子さんの「ぶっきんぐ‼」です。

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ブンちゃん

書店ものか。
ガイコツ書店員本田さん以来?

 

michipan.hatenablog.com

 

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みちぱん

今回は、作者さんが元書店員で、
働いていたお店は残念ながら
閉店してしまったのですが、
「本屋初心者」がいかにして書店を
盛り上げていったか、その奮闘記です。
…というか「ガイコツ書店員本田さん」も
リアル書店奮闘記だったのですが
アレはまた別ジャンルな気がするのは
なぜでしょうね?笑

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ブンちゃん

それは…やっぱりアレじゃないか。
ガイコツだから。

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みちぱん

…そういうことにしておきましょう。
本作の魅力は、何といっても主人公の
かの子の存在だと思うんですよね。

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ブンちゃん

猪突猛進、て感じだよね。
きっとイノシシ年なんだろう。

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みちぱん

私もイノシシ年ですよ?

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ブンちゃん

だから?

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みちぱん

クソリプすいませんでした。

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ブンちゃん

おう。
で、この漫画で印象的なシーンとかは?

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みちぱん

うーん…店長とかの子が中小取次店に行く話と
売れっ子作家さんのサイン会を取り付けた話ですかね。

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ブンちゃん

中小取次店…?
なにそれ?

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みちぱん

私とブンちゃんが働いているところは
大型店なので、たぶん関わりないでしょうね。
と言っても、私もこの漫画を読んで
初めて知ったのですが…。
書店への配本が少ないものを補充したり
客中品を補充したりする、小さい取次さんです。

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ブンちゃん

なるほどねー。
そもそも、本に取次店があるのを勤め始めてから
知ったもんね、僕たち。
普通に出版社から本が送られてくるのかと思ってた。

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みちぱん

再販制度も知りませんでしたしね…。
話は変わってサイン会の話なんですが、
私たちが働いているお店はサイン会とは
無縁だと思っていたんですよ。
かの子は相当運が良かったものの、行動しましたからね。
「私は胡坐をかいていただけか」と気付きました。

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ブンちゃん

まぁ、実際難しい話ではあるよね。
作家さんがOKしてくれるかどうか、
それはもちろん心配事ではあるけど1番は…。

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みちぱん

お客さんが集まるか、ということですね。
書店ごとに客層がありますから、
どんなに売れっ子作家さんでも、
その客層にはまっていないと人が
集まらない可能性は高いです。
あとはサイン会を告知して広がるような
宣伝媒体を持っているかどうか、ですよね。
今はSNSがありますけれど、
それだけで全ての層を網羅できませんから。

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ブンちゃん

サイン会を開くのはいち書店員としても夢だよねぇ。
僕はビブリオバトルも主催してみたいぞ。

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みちぱん

企画書出しますかぁ。
本部に蹴散らされそうな気がしますけど。

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ブンちゃん

出す前に諦めるな。

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みちぱん

ふぁい。