みちぱん書評録

しがない書店員・みちぱんによる超絶個人的見解の書評記録

最富キョウスケ「QQスイーパー」

QQスイーパー

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著:最富キョウスケ 版元:小学館

天才的な掃除のプロ・堀北玖太郎(きゅうたろう)。校舎内の彼の大切にしている部屋にある日突然現れた少女・文(ふみ)。彼女は身寄がなく、玉の輿を夢見る、ちょっと不思議な転校生で…!?

ちょっと見取っつきにくいが凄腕・掃除屋男子と
"ワケあり"少女のラブファンタジー始動です!!

(「小学館」書籍の内容より)

 

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みちぱん

今回は、こちら。
最富キョウスケ先生のQQスイーパーです。

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ブンちゃん

作者買いだな。

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みちぱん

えぇ、まさしく。
私たち、最富キョウスケ先生大好きですからね。

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ブンちゃん

この人の描く男性は一途で我慢強くて、
女性はユーモアがありながらも芯が強い、というのが多い。
いわゆる女性らしい女性が苦手な僕にとって、
あまり地雷がないから助かっているよ。

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みちぱん

そういうタイプの女性って、
よく三角関係に発展しますよね。
三角関係すごい苦手です…。

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ブンちゃん

そういうのが好きな人もいるけどね。
絶対報われない人が出てくるから
なんか読んでてしんどいんだよね。

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みちぱん

そうですね…。
先ほど著者のキャラクター像の話がありましたが、
このQQスイーパーのヒーロー堀北玖太郎くんも
例にもれず一途で素敵な男の子です。

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ブンちゃん

そうだな。言い換えれば
「幼少時の初恋をこじらせている系男子」だな。

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みちぱん

ちょっと言い方!
今でも初恋の女の子が好きってだけじゃないですか!

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ブンちゃん

世間一般的に言えば重いぞこれ。
ちなみに、ヒロインである文ちゃんは記憶喪失で不幸体質。
逆境もなんのその、ポジティブで天真爛漫。
というのはある意味虚構。
環境が文ちゃんをそうさせただけであって、
本当は普通の女の子なんだよね。

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みちぱん

確かに、文ちゃんが背負っているものは大きいですよね。
自尊心を捨てて、自分を無理矢理にでも鼓舞させないと
自分を維持できなかったのかも。

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ブンちゃん

玖太郎の家、堀北家の稼業は「掃除屋」。
だけどもこれがただの掃除屋さんじゃないんだよね。
堀北家は四部門あるうちのひとつ、玄武門であり、
掃除は掃除でもココロの掃除がお仕事というわけ。

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みちぱん

精神世界である「ウチガワ」に潜入して、
悪い虫を退治するんですよね!

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ブンちゃん

心が病むと、虫がわくみたいだね。
今作のキーは、特殊な力を持った文ちゃんの存在と
玖太郎の文ちゃんへの葛藤、かな。
文ちゃんは世界を導くことも、滅ぼすこともできる女王の卵。
だけど昔の記憶がないため、
出生や過去の事件との関わりが曖昧で。
玖太郎は初恋の女の子が文ちゃんだったと確信するけど、
想いを告げれば文ちゃんの記憶を無理に
こじ開けることになるかもしれないため、言えない。

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みちぱん

しかも文ちゃんも玖太郎のこと好きなんですよね。
でも、玖太郎には想い人がいるから言えない、という。
その想い人は君だよ!って言いたい(笑)
でもどうなんでしょうね。
安直に初恋の人=文だった、で済まない気がするのですが。

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ブンちゃん

確かに、展開が読めないな。
QQスイーパー自体は全3巻だけど、
タイトル違いの続編でクイーンズクオリティというのがある。
近々そっちの紹介もしたいね。